オフロード仕様の軽トラック(軽トラ)とは、未舗装の道路や山道、泥道などの悪路を走行するために改造・カスタムされた軽トラックのことです。
農業・林業・アウトドア用途だけでなく、趣味としてオフロード走行を楽しむ人々にも人気があります。
目次
オフロード軽トラの特徴
高い悪路走破性
- 軽トラは元々最低地上高が高く、四輪駆動(4WD)モデルが多いため、オフロード走行に向いています。
- 車体が軽いため、泥や砂地でも比較的スタックしにくい。
荷台の活用
- オフロードバイクやキャンプ用品、作業道具を積み込めるため、アウトドアにも最適。
- アウトドア仕様にカスタムすると、車中泊やキャンプで活躍。
カスタムの自由度
- サスペンションのリフトアップやマッドタイヤの装着など、カスタムの幅が広い。
- バンパーガードやLEDライトの追加で、見た目もタフに。
オフロード向けのカスタムポイント
リフトアップ
軽トラの地上高を上げることで、悪路での走破性を向上させます。
- 方法①:リフトアップキットの装着
- 30mm~50mmのリフトアップが一般的
- ショックアブソーバーやスプリングの変更も有効
- 方法②:大径タイヤの装着
- 145/80R12 → 165/80R14などに変更すると走破性UP
タイヤの変更
- オフロード向けタイヤ(マッドテレーン or オールテレーン)
- マッドテレーン(MT)タイヤ → 泥道・砂利道向き
- オールテレーン(AT)タイヤ → 一般道と悪路の両立
バンパーガード&アンダーガード
- 前後バンパーをスチール製に変更し、衝撃に強くする。
- アンダーガードを装着し、エンジンやデフの保護。
防水・防錆対策
- シャーシやフレームに防錆塗装(シャーシブラックなど)。
- 吸排気系の防水処理(スノーアタックや川渡り対策)。
補助ライトの追加
- LEDバーライトの装着 → 夜間走行や作業時に便利。
- リアワークライト → 荷台作業の視認性UP。
オフロード軽トラのおすすめ車種
スズキ キャリイ(Carry)
- 軽トラの王道。耐久性が高く、カスタムパーツが豊富。
- 4WDモデルはデフロック搭載車もあり、悪路に強い。
ダイハツ ハイゼット トラック
- リフトアップカスタムとの相性が良い。
- 4WDの「農用スペシャル」グレードはオフロード向き。
ホンダ アクティ
- ミッドシップエンジンで重量バランスが良い。
- 中古での流通が多く、価格も比較的安い。
スバル サンバー
- 軽トラ唯一のフルタイム4WDモデルあり。
- リアエンジンのためトラクション性能が良い。
オフロード軽トラの用途
林業・農業
- 山間部の未舗装路でもスムーズに走行可能。
- チェーンソーや農機具を積んで移動しやすい。
キャンプ・アウトドア
- 荷台をフラットにして車中泊仕様に改造。
- バイクやカヌーの運搬にも便利。
釣り・登山
- 河川敷や山道など、アクセスの悪い場所へも行ける。
- 泥道やぬかるみに強い。
レジャー用(トライアル・オフロード遊び)
- モーグル走行や急坂登坂に挑戦する楽しみ方。
- 軽量なため意外と険しい道も登れる。
オフロード軽トラを購入・改造する際の注意点
車検対応を考慮
- リフトアップは40mm以上だと構造変更が必要になる場合あり。
- タイヤサイズ変更もフェンダー干渉に注意。
走行性能と燃費のバランス
- 大径タイヤは燃費に影響するため、街乗りを考慮するとバランスが重要。
- 軽トラは軽量なので、過剰なカスタムは走行性能を悪化させることも。
法律・ナンバー問題
- 荷台にシートを張ると乗車定員変更が必要になる場合あり。
- 大幅な改造は構造変更申請が必要になることも。
まとめ
オフロード仕様の軽トラは、カスタムの自由度が高く、林道・山道・キャンプ・釣り・レジャーまで幅広く活躍します。
特に、リフトアップやオフロードタイヤの導入で悪路走破性が格段に向上し、実用性と遊びの両方を兼ね備えた一台に仕上げることが可能です。
おすすめカスタム
- リフトアップ(30mm〜50mm)
- マッドテレーン or オールテレーンタイヤ装着
- バンパーガード・アンダーガード装着
- LEDライト・ワークライト追加
- 防錆・防水対策
オフロード仕様の軽トラは、アウトドア・作業用どちらでも便利な1台となるため、自分の用途に合わせてカスタムすると楽しいです。