軽トラック(軽トラ)の高さ制限について詳しく解説します。
目次
軽トラックの車両寸法の法的制限
軽トラックは、日本の道路交通法および道路運送車両法に基づく「軽自動車」の規格に準拠しています。
そのため、以下の寸法制限があります。
軽トラックの法定サイズ
- 全長:3.4m以内
- 全幅:1.48m以内
- 全高:2.0m以内
- 排気量:660cc以下
- 最大積載量:350kg以下
したがって、車両自体の高さは2.0m以下でなければなりません。
積載物の高さ制限
軽トラックに積み荷を積載する場合、道路交通法施行令により高さ制限が定められています。
道路交通法上の積載高さ制限
- 一般的な高さ制限:地面から 3.8m以内
- 車両高さの制限:
- 車両の高さ+1.0mまでOK
- ただし、最大でも地面から3.8m以下
例
- 車両本体の高さが1.9mの軽トラ:
- 積載物の高さは最大2.9mまで
- 車両本体の高さが1.8mの軽トラ:
- 積載物の高さは最大2.8mまで
高さ制限がある場所
軽トラックを運転する際、高さ制限のある場所にも注意が必要です。
高架下・橋の高さ制限
道路には高さ制限がある場所が存在し、標識が設置されています。
- 一般的な制限高さ
- 3.8m以下の橋やトンネルが多い
- 低い高架橋(例:2.5mなど)も存在する
立体駐車場
- 多くの立体駐車場では高さ2.1m以下の制限がある
- 軽トラの標準高さ(約1.8m~2.0m)でギリギリのケースが多い
高速道路のETCゲート・料金所
- 高さ制限が4.1mに設定されていることが多いが、積載物によっては接触の危険あり
- 積載物の高さが3.8mを超えないように注意
違反時の罰則
積載制限を超過すると道路交通法違反となり、以下の罰則が科される可能性があります。
違反点数・反則金
- 違反点数:2点
- 反則金
- 普通車(軽トラ含む):12,000円
- 大型車:25,000円
積載オーバーの指導
警察に停止を求められた場合、積み直しを指示されることがあります。
安全に運転するためのポイント
- 積載時は高さを測る
- 出発前に積載物の高さを確認する
- 高さ3.8mを超えないように調整
- ルート確認
- 低い橋やトンネルを通らないように事前確認
- 積載物の固定
- 高く積む場合、風の影響を受けやすいためしっかり固定する
- 駐車場の制限を確認
- 立体駐車場を利用する際は事前に高さ制限を確認
まとめ
制限項目 | 制限値 |
---|---|
軽トラック本体の最大高さ | 2.0m |
積載可能な高さ(車両高さ+1.0m) | 最大3.8m |
高架・橋の高さ制限 | 3.8m以下の場所あり |
立体駐車場の高さ制限 | 2.1m以下が多い |
違反点数・反則金 | 2点・12,000円(普通車) |
軽トラックの高さ制限を守り、安全に運転しましょう。
以上、軽トラの高さ制限についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。