軽トラックのアメリカンカスタムとは、軽トラック(軽トラ)をアメリカンスタイルに改造するカスタム手法のことです。
具体的には、クラシックなアメリカンピックアップ風の外観にしたり、アメリカのカーカルチャーを取り入れたカスタムを施したりすることが一般的です。
特に人気のスタイルとして、以下のようなカスタムが挙げられます。
- クラシックアメリカンピックアップ風
- 1950年代のシボレー「C10」やフォード「F100」風にカスタム。
 
 - ホットロッドスタイル
- 1930〜1950年代のホットロッドカーのエッセンスを取り入れたカスタム。
 
 - ローライダー風
- アメリカのローライダーカルチャーを反映させ、油圧サスペンションや派手なペイントを採用。
 
 - オフロード仕様
- アメリカの「ラプター(Ford Raptor)」や「Tacoma」風にオフロード向けの装備を施す。
 
 
目次
アメリカンカスタムの主なポイント
アメリカンカスタムを成功させるための主な改造ポイントを紹介します。
エクステリア(外装カスタム)
フロントフェイスの変更
- 軽トラのフロントマスクをアメリカンピックアップ風にするのが定番。
 - メッキグリルやクラシックな丸目ライトを採用。
 - 大きめのバンパーを装着し、力強い印象に。
 
ボディカラーとペイント
- クラシックピックアップ風なら パステル系(ライトブルー、アイボリー、ミントグリーン) が人気。
 - ホットロッド風なら 艶消しブラックやフレイムパターン(炎柄) のペイントを施す。
 - ローライダーなら メタリックペイントやキャンディカラー を使用。
 
荷台のカスタム
- ウッドデッキ仕様:クラシックなピックアップ風に木製デッキを装着。
 - カバー付き仕様:アメリカのトラックのように荷台カバーを付ける。
 - スムージング加工:荷台の継ぎ目やリベットを滑らかにして、スムースな印象に。
 
ホイール&タイヤ
- ホワイトリボンタイヤ:クラシックカー風にホワイトウォールタイヤを装着。
 - ディープリムホイール:ホットロッド風には、リムが深いクロームホイールを選ぶ。
 - オフロードタイヤ:オフロードスタイルなら、大径のブロックタイヤを装着。
 - スチールホイール+ホイールキャップ:シンプルでクラシックな雰囲気を出せる。
 
車高の調整
- ローダウン(車高を下げる)
- ローライダー風やホットロッド風なら、車高を下げるのが定番。
 - 車高調整キットやエアサスペンションを導入する。
 
 - リフトアップ(車高を上げる)
- オフロード仕様ならリフトアップが重要。
 - ジムニー用のサスペンションキットを流用することも可能。
 
 
インテリア(内装カスタム)
ダッシュボード&メーター
- クラシックメーター:アナログ風のメーターを装着。
 - メッキパーツ:アメリカンピックアップ風に、メッキ加工を施す。
 
ステアリング
- ウッドステアリング:クラシックピックアップ風には、ウッドステアリングがマッチ。
 - 小径スポーツステアリング:ホットロッドやローライダーなら、小径のクロームステアリング。
 
シート
- ビンテージ調シートカバー:クラシックレザーやタータンチェック柄が人気。
 - ベンチシート化:クラシックピックアップ風なら、ベンチシート風に改造。
 
エンジン&排気音
- 軽トラのエンジンは小排気量(660cc)だが、マフラーやエアクリーナーを変更することで雰囲気を変えられる。
 - デュアルマフラー化:アメリカンV8風の見た目を再現。
 - サイド出しマフラー:ホットロッド風なら、サイド出しマフラーがカッコいい。
 
代表的なカスタム事例
クラシックピックアップ風(シボレーC10風)
ベース車両:スズキ キャリイ / ダイハツ ハイゼット
主な改造ポイント:
- フロントを角目ライト→丸目に変更
 - メッキグリルを装着
 - ローダウンしてホワイトリボンタイヤ装着
 - 荷台をウッドデッキ仕様に
 
ホットロッド風(フォードF100風)
ベース車両:ホンダ アクティ / スズキ キャリイ
主な改造ポイント:
- 艶消しブラックのボディカラー
 - フレイム柄のカスタムペイント
 - サイド出しデュアルマフラー
 - クロームホイール+ホワイトウォールタイヤ
 
ローライダー風(シボレー インパラ風)
ベース車両:ダイハツ ハイゼット / スバル サンバー
主な改造ポイント:
- キャンディペイント(メタリックブルーやパープル)
 - ハイドロ(油圧サスペンション)装備
 - 13インチディープリムホイール
 - カスタムオーディオ&ベンチシート化
 
オフロードスタイル(Ford Raptor風)
ベース車両:スズキ キャリイ / ダイハツ ハイゼット
主な改造ポイント:
- 大径オフロードタイヤ
 - 2インチリフトアップ
 - バンパーガード&ルーフラック
 - LEDライトバー装着
 
まとめ
軽トラのアメリカンカスタムは、日本のコンパクトな軽トラにアメリカのクラシックピックアップやホットロッド風のスタイルを取り入れる魅力的なカスタム手法です。
見た目のカスタムだけでなく、ホイールや車高調整、エンジン周りまで手を入れることで、より本格的なスタイルが完成します。
もし自分でカスタムを始めるなら、まずはホイールと車高調整から手を付けて、その後にフロントフェイスの変更や荷台カスタムを行うのがオススメです。
どのスタイルを目指すにせよ、自分だけのカスタム軽トラを作り上げる楽しさをぜひ味わってください。











